Audrey


オードリー・ヘプバーンは、1950年代から1960年代にかけて活躍したハリウッドのスターで、『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』などの名作に出演しました。当時の憧れの女優とは、丸い顔、細く通った鼻筋、グラマラスな体に大きな胸といったマリリン・モンローに象徴される女性でした。それに引き換えオードリーは痩せ過ぎた体に四角い顔。高い身長に小さな胸といった外見。。。

どうやったら女優として、観客を惹きつけられるだろうか?

彼女がたどり着いた答えは「押しの美しさ」ではなく、「引きの美しさ」でした。

木からリンゴを取るしぐさとか、車から降りるしぐさに、女性らしい美しさを表現する。また細い体でも美しく見えるように服を着こなしたり、顔の形を目立たなくするために、目を強調したメイクを工夫したりもしました。

そうした努力の結果、彼女は美しい女性という価値観自体を変えることに成功。彼女は自分の個性を生かして魅力的な女優になったのです。

自分自身であることを恥じずに、自信を持って自分なりの生き方をする。みんながそんなふうに生きていける世界であるように。


投稿日

カテゴリー: